知的財産管理技能士検定

イベントの仕事で京都に行く前に受けていた試験が、実はある。
試験の名前は『知的財産管理技能士検定(管理業務)』
字が多くてめまいがしそう。あう。これは著作権や商標、特許などを業務にするにあたり必要になる知識レベル、実技レベルを示す国家資格で、いわゆる"知財検定"と言われる試験。
この知財検定の合格発表が8月26日にあり、無事に合格をした。

やったー、今日から『三級知的財産管理技能士(管理業務)』を名乗れる。
この資格、3級から1級まであり、最終的な1級は特許業務とコンテンツ業務それぞれに特化する形で2種類にわかれている。特に1級は現在全国に保持者200名弱という狭き門で、合格難易度もこれがなかなか、あなた。ちなみに3級保持者は2011年8月現在全国で2万人ほど。

WEBで申し込んだので、メールで結果通知が送られてくるんだけど、この目で確かめるまではちょっと緊張。「自己採点では合格ラインだったけれども、大丈夫だろうか」と思いながら、送られて来たURLにアクセス、IDとパスワードを入力して恐る恐る結果を見る。・・・ちゃんと合格していた。ほっ。周りにも「受ける」って言って回ってたから落ちたらどうしようかと思ったわ。


学科83%、実技90%。うん、まあまあの出来でしょう。初めての国家資格。


今回受けたのは三級でエントリーレベルであったが、知的財産業務に携わる人材としての常識を幅広く問われる。知財の基本の「き」といったところか。うっかり知的財産部に配属になった場合は、基本として知っておくべき知識と実務レベルと思ってもらえればいいかと。

内容は特許・意匠・商標・著作権種苗法などなど。広告代理店時代から現在に至るまで、実務経験が商標や著作権といったコンテンツものに偏っている私には、合格に必要となる特許の知識が全く皆無。そりゃそうだ。だって発明なんてしないもの。
これでは合格も無理だと思い、特別対策講座に申し込みをして一から学び直した。
結果として基礎をきちんと理解し、確固たる土台を作る上でよい選択だった。講師の方もどんな質問にも答えてくれ、実務上の相談をしても適切な回答が返ってくるので毎週授業へ参加するのが楽しみだった。学生に混じって日本の大学キャンパスを歩くのも貴重な体験だったし。(※3級対策講座は某私立大学で行われていた)

なにせ『見て覚える、聞いて覚える』派なので、こういった勉強方法が独学よりも数倍向いていたと思われる。


独立をして仕事をしている以上、"ここには任せて大丈夫"という決定をお客様がするための「信頼材料」を提供する努力は、最低限行うべきだと思っている。 …無形サービスを提供している立場としては、持っている知識や経験を客観的に発信できることがどれだけ大事か。
これでまた一つ出来ることの幅が広がれば、嬉しい。
試験問題。頑張って問いたさ。






MICATA Brain.ウェブサイト http://www.micatabrain.com/