思わず買ってしまった

クラレのキャラクター「ミラバケッソちゃん」

テレビCMでお馴染みのこのキャラクター、岡山へ行った際に宿泊したホテルのカウンターでストラップとなって売られていた。
お腹を押すと「ミラバケッソミラバケッソ」と2回鳴く。

このキャラクターの名前「ミラバケッソ」は"未来に化ける新素材"の略だそうな。作っている会社はクラレクラレは私が泊まった岡山県倉敷市がお膝元の企業である。宿泊した先の倉敷国際ホテルのフロントカウンターに置かれていて、帰り際に気づいてどうしても気になり購入。
チェックイン時は気づかなかったが、チェックアウト時にカウンターの隅に乗っていたのを発見したのである。このアルパカのキャラクターが世界各国の民族衣装を着て売られている。カウンターにはもっと大きなミラバケッソちゃん(推定身長45cm位)も陳列されいたんだけど、この微妙な大きさが妙にツボにはまった。財布の中身と荷物のサイズが許せば、そっちを買って帰りたかったくらい。



地元ホテルに自社ノベルティーを販売しているという姿勢には感心する。
泊まったお客は「へえ、クラレって岡山の企業なんだ」位は思うだろうし、全国ネットでCM放映をしているキャラクターなので、旅先の会話の一つにも上がるかも。そして「クラレ=岡山」という認識も訪れた客には刷り込まれるはず。地味な認知度アップ活動だが、アップすることには間違いない。うん、いいと思うよこういうの。

ちなみにお腹を押すと甲高い声で鳴いてくれる「ミラバケッソミラバケッソ」が、私にはどうしても「だいじょうぶ♪大丈夫」と言っているように思えて仕方がない。
こういう暗示はすごいもので、以来ミラバケッソと聞くともう『大丈夫』にしか聞こえず、なんだか勇気づけられている。そっと背中を押してもらっている気持ち。こんな簡単にモチベーションがあがるとは、なんて素晴らしいグッズを作ったんだ。意外性のある実用性ゼロのものって、どうしてこんなにも購入意欲をそそるんだろうね。



欲を言えば、チェックイン時に気づいていれば認知度アップにはもっと良かっただろう。

このミラバケッソちゃんたちは、カウンターの奥の方のエンドに置かれている。客の動線として、フロントドアを通りカウンター手間でそのままチェックイン作業をするため、目線にはこれらの陳列は全く目に入らない。まさかこのグッズの売上げを切実に求めている訳ではないと思うから、こんなことを気にする必要はないのだろうが、帰り際に「あ、クラレって倉敷の企業だったんだ」と知ったところで、ノリのいい客(私とか)がお土産に買うくらいだ。土地を訪れたばかりのチェックイン時に気づけば、その後の会話にも上るだろうし、多少認知度が上がる気がするのだけど、どうだろう?

できればミラバケッソちゃん達にはクラレは地元岡山の企業です』くらい書いてあるPOPを付けて欲しい。地方というのは意外と誰でも知っている企業の創業の地だったりして、知らないものからすると意外と面白い。仮に工業見学ができます☆的な企業だったとしたら、「あ、じゃあ行ってみる?」的な動きに誘導もできるだろう。
そこから将来のロイヤルカスタマーが創出できちゃったりすると思うんだよね。好意的なブランド体験は、その後もブランドに対しての親近感を長期的に保ってくれる。

ホテルの口コミサイトにも、可愛くて買って帰りましたという書き込みがあった。ホテル側からのコメントには、まだまだバリエーションが増えていますとあり、お子様にも大人にも人気です、と書き添えられている。次に行ったら何バージョンを買おうかな。


散々お腹を押して楽しんで、二つとも友人にお土産であげた。写真に写っているのはその友人。
地方に行った時は、ご当地企業のロイヤリティーグッズを探してみるのも楽しいかもね。







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