根底に潜む「自信がない」という魔物

こんにちは、MICATA Brain.代表の内山みのりです。
春はどうにも人の心が揺れ動く季節の様で。


Q:「自分に自信がありますか?」

即答できた30歳以上のあなたは、とても自分のことを分かっている。
自分のことを健全に認識できているか、これまで培ってきた実績が自信に繋がっていなければ「yes」と即答はできないから。

ただし年齢がとても若いあなたの場合は、根拠のない自信ということも考えられる。が、それも立派な“自信”の一つ。良いでしょう。勢いがあるってことは素晴らしいことです。

少し考えてしまった人は、自分が持っている豊かな魅力にまだ気付けていないのでしょう。
本当は自分が今思っている以上の宝が自分自身の中に埋まっているはず。ただ、まだ発見されていないだけ。

 * * * * * *

少し前に、10年来の友人にfacebook経由でこんなメッセージをもらった。
「転職を考えているんだけど、相談に乗って!」

特定の業界で様々な経験を積んで来た彼は、他人から見ればとても素晴らしいキャリアを歩んでいる。
前職の会社にはネームブランドがあり、役職は素晴らしく、退職後も同業からはオファーが絶えない。

にも関わらず、彼の自己評価は低かった。暫く話を聞いていると、「もっと上を狙えるのになぜそこに行こうとする?」という素朴な疑問がふつふつと湧き上がってくる。

他人である私から見れば、本来手が届くステージよりも、数段低いレベルに目標を定めているように見えたのだ。
そんな会話の中で彼が連発していたのが「このくらい(のレベル)が今の自分にはいいと思う」という言葉であった。

はっはーん、さては彼も魔物に侵されているな。


「このくらいが今の自分にはいいと思う」という言葉の裏には「自分に自信がない」という気持ちが隠れている。
自分に自信がないから怖くて上のレベルは狙えない、というのである。(何が“上の”レベルなのかはひとまずおいておいて)


 * * * * * *

【自信がない】には2種類ある。
1つは、本当に自分のことをできないと思っている場合
もう1つは、自分に課すハードルが高すぎて、今現在出来ることを認められない場合

前者は完全に主観に囚われて冷静な見方を失っているし、
後者は自分が自分に厳しいことに気づいていない。

どちらも客観性に欠け、自分を過小評価している状態だ。

主観は決して悪いものではない。時には根拠のない自信をくれるし、根拠のない自信というものは得てして本物の自信への第一歩である。
だけど、過小評価という主観は、決して幸せを運んでは来ない
日本では謙遜は美徳である。でも謙遜と過小評価とは少し違う、ということも書き添えておく。

 * * * * * *

自信がないという症状は恐ろしい。それはまるで冷え性の様である。
普段は自覚がなく、冬場にだけ襲ってくる。
簡易的にはカイロや暖房で凌げるが、根本的に治さなければすぐに再発する。今年をなんとか凌いでも、来年また必ずやってくる。
そして万病の元である。
(男性陣にはちょっとピンとこないかしら?女性ならとてもよく分かるであろう。)

自信のなさは、全ての悪循環のスタートである。
だってどんなに大きな木でも、軸となる幹が枯れていれば、そこから分かれる枝葉にも養分はいかないでしょ?

余談までに記しておくと、性格の明るさと自信度は比例しない。
別に性格が暗くったって、明るくったって、外では社交的だけど家で一人の時は根暗だって、いいのである。
自信とは結局のところ自己肯定力なのだから、自分は自分でいいという“健全な肯定力”がありさえすれば、人生は悪い方へは回らない。

 * * * * * *

最近は経営者や個人事業主に限らず、会社員や一般個人の方にも門戸を開いたため、
個人プロデュースに来るお客さんも多くなった。

その中で一番思うのは、みんな自分に自信が欲しかったんだな〜ということだ。
このコースは、毎週2時間ずつ8週間を通して自分について話をし、自分のいいところや今まで知らなかった能力、素質を見つけていくのだけれど、受けた方全員が「自分を好きになった」、「楽になれた」と口を揃える。

共通しているコース修了後感想は、「自分の殻を破ってくれた」

自分の思い込みが、自分の生き方を息苦しくしている原因だった、ということだが、
私からすれば最初から見えている本人の良さを、相手が受け入れられるタイミングと手法で伝えているだけで、私はあくまで“引き出し役”なのである。

「自分のことは自分が一番よくわからない」というのは本当だ。

「こんなにすごかったんだ!」「こんないいところがあった♪」「こんな才能が埋もれていたんですね☆」
と、自分の棚卸を進めるにつれ、みんな笑顔がどんどん素敵になっていく。


【自信は自然と湧き出るのを待つものではない。自分から見つけに行くものだ。】
一人で出来るならそれでいいし、人の手を借りるという選択もまた賢い。自分に合った手段を選べばいいのである。


 * * * * * *

私が思うに、自信がないという症状はすべて主観から来ているのではないか。
言い換えれば、狭い視野でしか自分を捉えていないから、客観的に自分の良さが見えないのではないか。

だから周りの人間が不用意に投げかける言葉に驚き、おびえ、囚われる。
自分の価値観に背骨がないから他人の価値観に揺さぶられる。
自分の良さを一緒に受け入れてくれる相手がいれば、自信は加速度的に増えていく。
(自信は数えられる、と私は思っている)

本当はもっと質の高い能力を持っているのに、
自分の主観が制限をかけていて、狭い視野でしか自分を見れないのは
本当にもったいない。


客観的に捉えてみれば、自分が得意とするものが見えてくる。
また自信を持つ為には、「自分が自分のことを知っている」という事実も大切だ。

あなたは自分が思っている以上に、あなたは豊かな才能と能力に溢れている。
決して自分が思うほど小さい存在ではないよ。


 * * * * * *

春だし。
少しでも前に進みたい、今の自分を変えたい、と思うのならば、一歩踏み出してみればいいと思う。
自分を信じる力が、これから先の思いもかけない未来を切り開いて行くのだ。踏み出して大丈夫!

不安な人、普段は自信があるけど今だけちょっと弱っている人、モヤモヤ迷っている人は、ガツンと全部受け止めるので、だまされたと思って個人プロデュースを受けてみてほしい。
たった2か月だけど、確実にこれからの人生がガラリと変わるはずだから。

自分を棚卸して、「自分を知りたい」人、本来持っている能力や魅力を活かしたい人は「個人プロデュース MICATAの家庭教師」
ビジネスを始めようと、アイデアをまとめたくてモヤモヤしている人は「ビジネスコンサル モヤコン」

新しいことを始めるには、とてもよい季節ではないですか?

  

   ミカタブレインとは  |  メニュー&料金 |   アクセス・営業時間

facebookもやってます↓
http://www.facebook.com/MICATABrain