完璧を目指さなくていいです。

広告代理店から独立して一番驚いたのは、
マーケティング=集客というフレーズが世の中に溢れていたこと。
もちろん集客も要素の一つかもしれないけれど、=マーケティングではないんだけどなあ、と日々思ったりしております。


とは言え、業務ジャンル・形態に関わらず『お客様を集める』というのは、重要な要素。
お客様がいなければ商品もサービスも売れません。
じゃあどうやってお客様を集めるのか?

魅力的な宣伝文句を書く、訴求力のある商品・サービスを開発する、など必要なことはいくつもあります。
一方で最近お客さんと接していて感じているのは、
キーになるものに「告知能力」が挙げられるのではないかということ。
「完璧に情報が決まらないと告知をしてはいけない」と思っている人、
本当に多いです。

完璧主義症候群とでも名付けてみましょうか。
このタイプの特徴は、告知活動において完璧主義であることが裏目に出ることです。

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<完璧主義症候群によく見る流れ>

全部が全部完璧に決まってから告知(集客を開始)しようとするので、周知徹底が遅くなる
 ↓
早く決めなければと焦るので、告知作業が負担になる
 ↓
結果として焦るばかりで、すべてが完璧に決まった頃には時間に追われ十分な露出が出来ない
 ↓
お客様に認知してもらえない
 ↓
知っている人が少ないので、反応(申込み・売上げ)に繋がらない
 ↓
すなわち人が呼べない
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そりゃそうだ。
誰だって全部が完璧に出来上がるのを待っていたら、告知なんてできません。

例えば想像してみて下さい。
大型音楽イベントが開催されるとします。
テレビCMでよく聞きませんか?
 『この夏○○イベント開催決定』
 『出演アーティスト続々決定!』
 『遂にあの大物アーティストも参加決定!』

マンションのチラシでも、よく見ると
 『○○マンションデビュー! 販売価格:未定』って書いてあります。
マンション販売のチラシなのに、価格が未定って!

どれもこれも、”決まった順に情報を告知に活用”しているわけです。
未定情報があっても広くその存在を伝えていますね?
そう、完璧でなくても全然いいのです。
だから心配しないで!早め、早めに情報を公開して下さい。


特にブログでの告知やfacebookなど、瞬時に更新が可能なツールを使う場合は尚更。
例えばセミナー。
最低限「開催するという事実」「日付」「大まかなテーマ」が決まっていれば、告知は始められます。
最初の一報は「セミナー開催決定! 時期:○月頃 詳細は追って公開します」だけでも十分OKです。

ただし、ポスターやチラシ、バナーといったツールを制作する場合は、全ての開催情報が揃ってからの方がいいですよ。
一度作ると変更ができない場合は、念入りに情報を吟味して掲載しましょう。

とは言え、詳細を早く決めるに越したことはないので、
最低限の情報が決定したら、数日〜1、2週間以内には詳細も決め、本格的に告知を始めてね。


完璧に出来上がってから告知するのではなく、決まった順に情報を小出しにしていくクセをつけると、
精神的にも、作業的にも負担が減りますよ。

どの位前から告知をするべきかは、内容や戦略により違うので一概には言えません。
商品によっては、全概要が決まってからどーんと告知をした方が効果的なものもありますし、
情報をあえて小出しにして、消費者の興味を惹きつけるティザーと言われる手法も、検討できます。

イベントは、その種類と規模とジャンルによって(準備期間と併せて)、ケースバイケースで異なります。
10名のイベントと、数百名のイベントでは告知に必要な期間も異なります(当然)
10〜20名前後の規模であれば、2ヶ月前が一つの目安になり得るかな、と個人的には思います。

告知能力=決まった順に情報を小出しに公開できる
完璧でないといけないって、思い込んでいませんか?


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